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第85回 ひざ・腰・肩こり(10月16日)

第85回健康塾を開催しました。

 今回は『ひざ・腰・肩こり』と身近な症状についてのテーマでした。

 多くの参加者が多かれ少なかれ抱えていることなので、みなさん真剣に聞いておられました。

 まずは『ひざ』からです。
加齢とともに進行する「変形性膝関節症」が多いそうで、関節と関節の間にある軟骨がすり減って、骨同士がぶつかることで痛みが出る仕組みを説明されました。プールでの水中歩行などの運動が効果的だそうです。

 次は『腰』です。
 腰痛の原因は様々で、骨・関節からくるものや筋肉や内臓からくるもの、また精神的なストレスからくるものも多くあるそうで「腰痛は心のこり」と言われていることを知りました。急性腰痛症の85%は「ぎっくり腰」と言われていて、これは何よりも安静が大事ですが、数日経てば痛くても少しずつ動く方がむしろ治りが早いとのことでした。また、慢性腰痛症の原因として「腰椎椎間板ヘルニア」「腰部脊柱管狭窄症」「脊椎すべり症」などを教わりました。
 姿勢と腰にかかる力の違いを図でみせてもらい、歩くよりも自転車の方が負担の少ないことがわかりました。腰が痛いときは歩くことも負担になるのだと思いました。

 『肩』については「変形性肩関節症」や「腱板損傷」という聞きなれない病名を聞きましたが、腱板損傷とはいわゆる「五十肩」や「四十肩」のことだそうで、「コッドマン体操」というおもりを持って腕を前後や左右に振る運動がいいと教わりました。

 管理栄養士からは『ロコモに負けない筋肉づくり』として健康なからだをつくるための食事の話がありました。10の食品群をきちんと食べている人に元気な人が多いというデータから、「肉、魚、卵、大豆・豆製品、牛乳・乳製品、海藻類、いも、緑黄色野菜、果物、脂類」の栄養素をまんべんなく摂ることをすすめられました。乳製品や果物も1日1回でいいので食べるようにとのことでした。また、骨を強くするためにはカルシウムを摂り、散歩などで日光を浴びることが大事で筋肉を強くするためにはエネルギーをしっかりとることが必要と聞きました。「タンパク質摂取のすすめ」という冊子も配られたのでゆっくり読んで実践していきたいものです。歳を重ねたからこそしっかり食べて元気に長生きしたいものです。

 理学療法士からは『肩こり・腰痛・ひざ痛予防体操』としてそれぞれの部位に特化した運動をいくつか教えてもらいました。簡単なものばかりでしたのでできるだけ続けたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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