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第82回 熱中症と応急処置(6月19日)

第82回健康塾を開催しました。

 今回は「熱中症と応急処置」をテーマに、信楽消防署から救急救命士さんを招いてお話をいただきました。
 参加者の中にも熱中症になったことがあるという方がちらほら。暑さや熱によって体に障害が起きることを熱中症といい、重症な場合は命をおとす危険があるとのこと。暑さはWBGTという暑さ指数でわかり、25度くらいから危険性があるそうです。症状は軽いものから重症まで紹介され、参加者からもめまい、腹痛、嘔吐など実際の体験をもとに声があがっていました。熱中症の予防には①暑さを避ける(エアコンも効果的に使う)、②服装を工夫し(熱を吸収しやすい黒色はさける、長袖より半袖にするなど)③こまめな水分補給(汗をかかなくても蒸発している)の3つのポイントと応急処置についても教わりました。
 そして、救急車について要請から病院収容までの流れを教えていただきました。「命のバトン」は大変有効でありぜひ記入して冷蔵庫にはっておいてほしいとのことでした。また、参加者からは救急車でかかりつけの病院へ搬送されないことの疑問がありましたが、病院選定時には当日の医療機関の専門科目と傷病者の病態をみて状態に適した病院を選定するという説明にみなさん納得しておられました。なかなかお会いできない救急救命士さんに参加者からもたくさん質問があがりました。

 医師からは、日常のけがや虫刺され(ハチ、ムカデ、ダニ)などの応急処置法の説明がありました。ハチに以前刺されたことがある場合はアナフィラキシーに注意をする、ムカデは噛まれたら少し熱めのお湯をかけると毒が失活するとのことでした。昔からよく聞くような口ですったり絞ったりはしないようにとの注意もありました。その他、止血方法やこれからの時期に注意する食中毒の主な原因菌の紹介もありました。また、救急救命士さんの話から、熱中症予防の水分補給として経口補水液の紹介があり、家庭にある食塩と砂糖で作成したものを実際に飲んでいただきました

 理学療法士からは、肩や腰の関節をのばす体操でした。普段使わないところを中心に気持ちよくのばすことができました。

 

 

 

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