その4「包括ケアネットワークしがらき」再現劇
[2018.11.26]
11月17日、信楽町の県立陶芸の森で認知症になった夫を周囲の人がどのように支援していけばよいかをテーマに住民向けの再現劇が行われました。主催したのは信楽町の保健、医療、福祉などに関係する多職種の集まり「包括ケアネットワークしがらき」です。
高齢夫婦二人暮らしの夫に認知症の症状が現れ困っている妻を、地域の住民や多職種で支えて再び穏やかな日常生活が過ごせるようになるというストーリーです。脚本や舞台装置もすべてグループの担当です。配役は日頃の自分の職業をそのまま演じる人もあり迫真の演技でした。劇は今年で三回目ですが年々劇のレベルが上がっています。劇の後の講演で私から認知症の方に地域でどのような支援ができるのかをお話しました。高齢化と認知症はどなたにも関わってくる課題です。一人で悩まずに地域の力を借りて住み慣れたまちで過ごしてほしいというのが我々の願いです。
「包括ケアネットワークしがらき」では多職種が集まり研修会や今回のような住民啓発の催しを続けています。当院のホームページにも活動を紹介するページを設けてただいま作成中です。会の趣旨に賛同いただける方の参加をお待ちしています。