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その8 「人生会議」のすすめ

[2019.05.29]


 少しごぶさたしてしまいました。令和の時代を迎え最初のブログです。新しい年号を迎えてどなたも新しい目標なり希望なりを持たれたのではないでしょうか。今回はこのような節目にご自分の生き方をじっくり考えてみませんかというお話です。

 今や人生100年時代も夢ではなくなりました。当院でも90歳を超えた方がたくさん受診されています。世の中が便利になり、医療が進歩してまだまだ寿命は延びるかもしれません。一方、医療の進歩とともに人生の最終段階になると「ご飯を食べられなくなったどうしよう」、「治療が難しい病気になったらどうしよう」、など難しい決断を迫られることも増えてきました。

 近年、「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」という考え方が広がりつつあります。年齢を問わず健康な時から人生の最終段階をどのように過ごしたいかを考え、家族をはじめ身近な人たちと話し合う取り組みのことを言います。「元気な時に最期のことなんか考えたくなんかない、いつまでも健康でいたい」と多くの方は思われるでしょう。でも医療現場ではいざ最終段階になるとご本人の思いがわからなかったり、伝わらなかったりすることが多いのです。普段から自分の思いをまわりの大切な人たちと共有しておくことが大切です。 

 昨年、厚生労働省がACPの愛称を募集し「人生会議」に決まりました。上の図はそのロゴマークです。新しい時代を迎えあなたの目標や希望も含めて「人生会議」を開いてはいかがですか。

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