院長挨拶
当院は皆様の身近な医療機関として専門科にとらわれない総合診療を特徴としております。病気だけでなくその方の生活背景を考慮した全人的医療が当院の目標です。
また救急指定病院として24時間一次救急にも対応しております。地域で解決できる問題はできるだけ地域で解決し、必要に応じて高次医療機関へ紹介する体制を取っています。
高齢化に伴い在宅医療の必要性はますます高まっています。高齢化率が30%を超える当地域でも今後の大きな課題です。当院は在宅療養支援病院として地域の在宅医療の拠点として重要な責任を担っていると考えています。在宅で療養中の方のレスパイト入院*1、急変時の受け入れなど安心して在宅で療養できる環境作りを目指しています。2014年からはリハビリテーションの体制も強化し、他院からの患者様の受け入れ、在宅復帰へのお手伝いができるように取り組んでおります。
地域で安心して暮らせるには医療のみならず、保健、福祉、介護などの連携が欠かせません。地域連携室を強化し、地域の多職種と連携して地域包括ケアの充実に努めています。
全職員が今、この地域に何が必要かを常に考えながら病院の運営、改善に取り組んでまいります。皆様のご支援を宜しくお願い申し上げます。
*1:レスパイト入院・・・介護者の急な事情や介護負担軽減をサポートする入院
院長 中島 恭二