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その6 「平成最後の年に思うこと」

[2019.01.27]

 

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 平成最後の年を迎えました。新年のご挨拶は当院ホームページの広報誌をぜひご覧ください。今年の5月には年号が変わります。私は昭和から平成への移り変わりははっきりと記憶しています。昭和天皇の病状がテレビで逐一報道され、国民は血圧や脈拍の数値を不安な気持ちで聞いていました。1月は悲しみに包まれつつも新しい年号となり、時代が変わったことを感じました。

 医学の分野で平成の30年間を振り返ると、最も輝かしい出来事は日本から四人のノーベル生理学・医学賞受賞者が出たことでしょう。iPS細胞の山中伸弥先生(平成24年)、線虫の治療薬開発の大村智先生(平成27年)、オートファジーの解明で大隅良典先生(平成28年)、免疫チェックポイント阻害因子の発見で本庶佑先生(平成30年)です。日本の基礎医学の強さを世界にアピールしました。どの研究も人類に大きな貢献をしています。若い人たちが続いてくれることを願います。

 社会面では自然災害の恐ろしさを痛感した時代でした。平成7年の阪神・淡路大震災、平成23年の東日本大震災をはじめ、台風や水害の被害も多くありました。生命のはかなさを目の当たりにし、災害時の危機管理や人と人とのつながりの大切さを教えられました。これから我々は経験したことのない高齢社会へ突入していきます。年をとっても生きがいのある生活を過ごせるかどうか、一人一人の生き方が問われています。そして地域社会の力がますます重要になってくるでしょう。新しい年号に向けて私たちの病院も住みよい街づくりのため尽力してまいります。

Yamanaka © The Nobel Foundation. Photo: U. Montan

Honjo © Nobel Media. Photo: Alexander Mahmoud

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