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その30 草むしりの「効用」

[2026.04.19]

皆様、お久しぶりです。
桜も散り春本番ですね。夏日になる日も出てきました。

この時期は、夏に向け、「暑熱順応」が重要になってきます。
今のうちに水分補給をしっかりして、屋外作業などで汗をかく練習をすることです。

かくいう私、概ね毎週末で時間を見つけては趣味で山を登りに行きますが、先日は夏日になって、
水分1800mlをも摂っていたけど、3時間40分の行動で、バテ気味でした。
登山などの運動時には1時間300mlの水分が必要で、汗をたくさんかく状況ではその倍の水分が必要と言われています。

金勝アルプスで出会った岩鏡

 

 

 

 

 

 

 

 

またこの時期、田んぼの準備や畑作業に忙しい患者さんの中に、
今年も草むしりだけは始めた、と外来で話して下さる高齢の方がおられます。

この草むしり、ありふれた日常の屋外作業なのですが、
信楽でもっとも愛好者の多い「趣味」ではないかと私は考えています。

外来にて草むしりをよくやると言う患者さんに、その草むしりはもはや趣味ですね! 
と問いかけますと大概の方はとんでもないと全力で否定されるのですが。

曰く、追われているだけですから、体裁が悪いから、生えてくるので仕方なく、と。

そこでネットで「趣味の定義」を調べてみました。
その内容ですが条件が3つあるようです。 

①強制されず内発的な楽しさがあること 
②定期的に繰り返せること
③自己の潤い(ストレス解消)につながること

この3つを草むしりにあてはめて考えると・・・
①は言われてやる男性の草刈り機作業には難しいが、女性の自発的な草むしりには多く該当しそうです。
②草はまた生える/伸びてくるので繰り返せますね。
③完璧にやるとスカッとして気持ちがいい、とおっしゃる方は結構おられます。

AIが言うには、無心で作業に没頭できるタイプの草むしりは趣味になりえる、との回答でした。
やっぱり。我が意を得たり。


そういえば昔小生が小中学生の頃、母が庭の草むしりに没頭しておりました。早朝から暑くなる昼前までとか、涼しくなった15時ごろから日没まで、とか。夏至の頃は長くって、「ご飯まだなん?」ってよく考えてた覚えがあります。
あれは一つの趣味だったんだな。


趣味にもなりえる草むしり、実は消費カロリーの点からも運動として優秀です。
個人差はもちろんありますが、鎌や忍者熊手などを使ったきつい草むしりは20分で、
体重65㎏の男性では108Kcalを、体重50㎏の女性では83Kcal を消費するとのことです。
掃き掃除20分(同82/63Kacl)以上、雑巾がけ20分(同141/108Kcal)以下、のカロリー消費です。


夏に向かって暑熱順応を兼ね水分をしっかりとっての草むしり、お勧めです。
ただし、鹿がよく侵入する庭での作業はマダニに刺されないよう、長袖・長ズボン、虫よけをしっかりお願いします。

春とは言え最も暑い時間帯は避けて楽しんで下さいね。

金勝アルプスで出会ったヒトクチダケ    (枯れて2年目の松のみに生えるキノコ)

 

 

 

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