検査科
検査科には、血液や尿・便などの検体を対象とする検体検査部門と、心電図検査のように患者様の体を直接対象とする生理機能検査部門があります。
それぞれの検査は、病気の原因を見付けたり治療の効果を判断するために行われています。当院の検査科は2名と少数ですが、患者様に貢献できるよう迅速かつ正確な検査を心がけています。
「臨床化学自動分析装置]導入のご案内(2018年11月~)
「検査説明・検査相談を行う窓口」の開設
臨床検査のことでわからないことや診察室で聞きそびれたことを気軽に聞ける体制にしていて、親しみやすい検査科を目指しています。
チーム医療
各委員会に関与しラウンドなどに参加することで他職種との連携をはかり、医療チームの一員として病院運営に関わっています。
血液の検査
貧血の有無や種類、感染症や血液疾患などがわかります。
糖尿病の検査
血糖やHbA1cを測定し、糖尿病の有無やコントールの状態を調べます。
肝臓・胆管・膵臓・腎臓などの検査
タンパク質や酵素を測ることにより、各臓器の状態が推測できます。
γ-GTPなどはアルコール性肝炎の指標にもなります。
アレルギーの検査
花粉症や食物アレルギー、カビやハウスダストに対する抗体の有無が血液検査によって調べられます。
脂質の検査
コレステロールや中性脂肪を測定することで、動脈硬化の予防に役立てたりできます。
心臓の検査
CPKという酵素は心筋梗塞や筋肉疾患などで上昇します。また心不全の状態を調べる検査もあります。
心電図検査では不整脈や心肥大などがわかり、24時間ホルター心電図では器械を丸1日装着することで、不整脈の頻度や状態を精査することができます。
肺機能検査
肺活量などを調べることによって、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの病気がわかります。